人身事故で高額の判決をくだされるケース

自動車を運転している途中で歩行者にぶつかってケガをさせたり、死亡させてしまうという、いわゆる人身事故の場合には、被害が相手の自動車の車体そのものやガードレール、電柱といった物にとどまる物損事故にくらべると、かなりの高額な賠償金を求められるケースが多いため、あらかじめ自動車保険に加入して備えをしておかなければなりません。全国の損害保険会社が組織している日本損害保険協会では、自動車事故にともない民事訴訟が提起され、賠償金の高額判決が出た事例をとりまとめ、一般にも公開しています。これによれば、壮年の眼科開業医が道路上でタクシーに衝突されて死亡したという事例について、5億円を超えるような高額判決が出されています。このケースでは、歩行者横断禁止の規制がある国道上に、医師自体が酔っ払っていた状態で立っていたことから、被害者の側にも大きな過失がありましたが、過失相殺によって賠償金を減額しているにもかかわらず、もともとの所得水準が高かったことから、膨大な逸失利益が判決で認められてしまったのです。他にも人身事故をめぐる高額判決はいくつか出ていますので、対人賠償保険に加入する場合にも、保険金額を無制限として設定しておくなどの工夫が必要となってきます。

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